高度な熱処理技術で非晶質・可溶性シリカを生み 環境炉で実現する自然循環型農業でつくる未来
炉内コントロールが実現する 「もみ殻循環」
私たちは、バイオマス資源(もみ殻)を原料とした新産業、新事業の創出に取組んでいます。 全国的に普遍的に存在する「もみ殻」を資源として、高度なコントロール熱処理技術により有害物質を排出せず有益な非晶質のもみ殻灰を製造することと、発生する熱を再生可能なエネルギー源として活用することで環境負荷のない「もみ殻の完全リサイクル化」を図ることで、農村漁村の特色を生かしたバイオマス資源を軸とした環境に優しく災害に強いまち・村づくりを目指します。
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もみ殻から回収される「もみ殻シリカ灰」は、稲が有するケイ素のことです。 非晶質の植物性シリカである「もみ殻シリカ灰」は、様々な分野での利活用が可能です。
肥料分野
米づくりの盛んな富山県射水市で、2010年よりスタートした「もみ殻」の有効利用に関するプロジェクトは、パイロットプラントでの実証実験の過程から「もみ殻シリカ灰」の肥料公定規格改正申請を行い、2022年に普通肥料に登録されました。 ■参考資料:もみ殻循環プロジェクト概要[PDF]
食品添加物
食品添加物のほとんどが、水溶あるいはゲル状にしたシリカを使用するため、非晶質が条件です。 もみ殻シリカ灰は原料が水稲であることからユーザーにとっては安心安全な材料として評価されており、植物性シリカ(ケイ素)は「豊富な栄養素」「浸透力」「栄養吸収力」「デトックス力」等の優れた健康効果が注目されています。
工業分野
シリカは次世代コンクリート「ジオポリマーコンクリート」の原材料として活用。コンクリートへの効果として、もみ殻から製造する非晶質シリカを混和材として使用することで流動性が高まったり硬度が増すものと考えられます。また、ゴムマット等への効果として、粘着性を下げて、ハンドリングの向上や、もみ殻灰の嵩比重(軽い)を利用した軽量化が図られるとともに、耐性の向上も期待されます。
環境炉シリーズ
もみ殻処理炉
産業廃棄物である「もみ殻」を完全リサイクル。高度なコントロール技術で熱処理し、有益な非晶質の可溶性シリカを含むもみ殻灰を製造する設備です。
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